埼玉猫背矯正治療院BLOG

2016.12.27

年末年始は「うつ」になりやすい季節!その原因と3つの改善方法とは?

【年末年始は「うつ」になりやすい季節!その原因と3つの改善方法とは?】

年末年始の時期になると、クリスマスや忘年会、
初日の出、初もうでに新年会と楽しいイベントが続きます。

イベント続きで、一見「うつ」など無関係なようですが、
実はこの時期は「うつ」になりやすい季節でもありました。

年末年始にふえる「うつ」は「冬季うつ病」といいますが、
「うつ」とはどんな症状で、どんな原因でなるのか?
さらにその改善方法について、見ていってみましょう。

<「うつ」とは?16人に1人が経験する身近な症状!>


誰でも一時的に気持ちが沈んだり落ち込むことはあります。

ですが、「うつ」の場合にはそれがさらにひどくなり、
周りへの興味や喜びの感情も喪失した状態が1日中、
しかも2週間以上続き、やがて身体症状もでてきて
日常生活や仕事にも支障が出てくるのです。

そういう「うつ病」の患者数は増加しており、
16人に1人が障害に経験すると推定されるなど
うつ病はだれにとっても身近な病気であるといえます。

もし、以下の症状が何日も続いているなら、
あなたも「うつ」になっている可能性があります。

・憂うつな気分がいつまでも続く
・気分が沈み込む
・何をしても楽しめない
・やる気が起こらない
・何をするのも億劫になる
・食欲がない
・頭痛やめまいがする
・便秘や疲労感が続く

また、劣等感、無価値感が強くなって自信をなくし、
抑うつ状態が続くことによって
仕事や学校などの生活に支障が生じ、
精神的に追い詰められることまであります。

<「うつ」の原因はストレスと冬の天気>


それでは、なぜそんな「うつ」になってしまうのでしょうか?

「うつ」自体は一般的には季節に関係なく、
ストレスによって自律神経の働きが乱れておこります。

ですが、年末年始に増える「冬季うつ病」の場合は、
それに日照時間の減少が加わっておこります。

日照時間、つまり日光を浴びる時間が減ると、
神経伝達物質の一つである「セロトニン」の分泌が減少します。

「セロトニン」が減少すると、「メラトニン」という
ホルモンの働きがコントロールできなくなり、
「うつ」や睡眠障害の症状がおきてしまうのです。

因みに、もともと1年を通じて日照時間の少ない北欧などに
住んでいる人達には「冬季うつ病」は少ないようで、
夏には多くの日光をあび、冬には減少するという、
日本のような四季のある国ならではの「うつ」といえそうです。

<「うつ」の3つの改善方法>
本来なら「うつ」のような症状は素人判断をせず、
カウンセリングを受けたり、専門医の診断によって
投薬を受けるのが良いのですが、
「冬季うつ病」には投薬の効果は低いと言われています。

それに薬は飲まないで済むなら、それにこしたことはありません!

なので、以下の3つの改善方法は薬に頼らないものです。

1、規則正しい生活をおくり、昼間は日の光を浴びる

冬は日照時間が減るから「冬季うつ病」になるわけで、
これはその原因を解消するという、根本的な改善方法です。

今は、人工的な光を浴びて「セロトニン」の分泌を増加させる
「光療法」という治療を行っている病院もあるそうです。

※「光療法」を希望される場合は、
インターネットで検索したり、
お近くの病院・治療院へご相談してみてください。

2、4つのストレスを解消する
光によって「冬季うつ病」は改善されるとしても、
もともとストレスのあるような生活をしていたら、
結局それだけでは不十分です。

ストレスは自律神経の働きを乱し、
それが「うつ」の原因にもなるからです。

ふつう、ストレスというと、人間関係のような
精神的なものをイメージされる人が多いと思います。

ですが、実際にはストレスとはそれだけではありません。
以下の4つの種類があります。

➀精神的ストレス

一般的なストレスです。

人間関係で相手を変えることは難しいので、
自分を変えた方が早いし利口です。

イヤな思いをした後は気持ちを切り替え、
1人、もしくは友人たちと好きな事や趣味を楽しんで、
その都度忘れてしまうと楽になります。

②科学的ストレス

薬や嗜好品、食べ物の栄養素などです。

過度の飲酒やタバコ、偏食は体の健康をそこない、
不健康な体でいると精神へも悪い影響がでてくるのです。

お酒やタバコはほどほどにし、
食事は3食規則正しくバランスよく食べましょう。

③温度と湿度のストレス

現代人は子供のころからエアコンのある生活をしています。
そのため、温度や湿度の変化で体調を崩しやすくなっています。

さらに、以前、交通事故にあった人や神経痛のような持病がある人は、
例えば台風や雨の降る前に患部が痛むことがあります。

天気予報などで、天候の変化をあらかじめ知っておいて、
暑さや寒さの急な変化に備えるとともに、
無理をせず夜は早めに休んで体調を整えましょう。

④構造的ストレス

猫背などの姿勢のゆがみです。

姿勢が悪いと骨格や筋肉に余分な負担がかかって、
肩こりや腰痛になりやすく、
自律神経の働きも乱れるので、
うつ病になるリスクが高まるのです。

猫背をなおすのは、他の3つのストレスより
手間がかかるため、項目を別にしました。

3、猫背をなおす
➀猫背のクセは3ヶ月かけてしっかりなおす

自律神経の中枢は後頭部の中(間脳)にあります。

猫背で背中が丸くなって顔が前に出ると、
後頭部と首の後ろ側の間隔がつまってしまうために、
間脳も正常な働きが出来なくなって
自律神経の働きが乱れてきます。


なので、猫背をなおして顔の位置を元に戻すといいのですが、
猫背をなおすのは手間がかかります。

というのも、よく整体などを受けて姿勢を矯正しても
良いのはその時だけで1週間もすると元に戻ってしまう」、
という話を聞いたことがないでしょうか?

それは、体に長年の猫背のクセがついてしまっているからなのです。

クセをなおすのは難しいものですが、
しっかりした計画をたてて、
時間をかけていけばなおせます。

その時間は、基本的に3ヶ月です。

なぜなら、私たちの体は細胞でできているわけですが、
その古い細胞と新しい細胞が完全に入れ替わるのが
3ヶ月と言われているからです。
(新陳代謝と言います)

つまり、猫背のクセがついた骨格や筋肉の細胞が、
猫背矯正やストレッチを3ヶ月続けていると
良い姿勢のクセがついた新しい体に生まれ変わるわけです。

②猫背をなおすには背中から首までを伸ばす
猫背をなおすために、よく姿勢矯正ベルトを使う人がいますが、
背すじは伸びても、顔の位置が前に出たまま変わらないので
特に「うつ」の人の猫背矯正向きではありません。

自分でやる場合は、丸くなった背中を伸ばすと同時に、
首の後ろ側を上に伸ばすストレッチを30秒続けるのがおススメです!
(ストレッチは時間が短いと筋肉が伸びません。
 そのため1つのポーズで30秒行ってください)

このストレッチを毎日1回、3ヶ月続けていくとだんだん良い姿勢になり、
それにつれ「うつ」も改善されてきます。

もし、3ヶ月間、自分一人でやるのはモチベーションがもちそうにない、とか
自分がちゃんと良い姿勢になってるか不安だ、
という場合には、ご近所の姿勢専門の治療院に
お問合せしてみてくださいね。

ただ、いずれの改善方法でも「うつ」の症状が重いと、
自分から行動するのは難しいかもしれません。

その場合は、まず精神科や心療内科など、
専門医にご相談してください。

参考:
「うつ病 心と体」

参考:
「メンタルヘルス」

<まとめ>

年末年始に多い「冬季うつ病」ですが、
早めに対処して改善していきましょう!

症状が進んで重くなってしまったら精神科も受診してほしいのですが、
そこまでひどくなる前に、是非3つの改善方法を実行してみてください。

1、日の光を浴びてホルモンの分泌を正常に!
2、ストレスを解消して自律神経の働きを整える!

①精神的ストレスは、気分を切り替えて忘れる
②科学的ストレスは、バランスよい食事をし、嗜好品は適度にとる
③温度と湿度のストレスは、天気予報を活用し、無理しない
④構造的ストレスは、時間をかけてしっかり姿勢をなおす
3、特に猫背は3ヶ月かけてしっかりなおす!
背すじを伸ばすだけでなく、後頭部と首の後ろ側のつまりを伸ばす
自分1人でやるのが難しかったら、姿勢専門の治療院へ相談!

最近は、姿勢矯正メニューをやっている整骨院も増えていて、
当院でも猫背矯正に特化しています。

今まで矯正を受けたことがない人にとって、
矯正というと、「バキッ!」とやられるとか
なにか痛い・怖いイメージがありませんか?

ですが、ご安心ください!
当院の猫背矯正は、骨の弱い子供から
お年寄りまで受けられる、非常にソフトな手技です。

「うつ」やガンコな猫背でお悩みの方は是非、当院へお問い合わせ下さい。
姿勢の無料チェックも行っております。
詳しくはこちらまで

埼玉県川口市の接骨院 元郷名倉堂
「治療家に猫背矯正の講師もしている猫背矯正マイスター」 
 院長 森永悠介