【原因不明の足の痛み!!その原因は首の歪みかも?!】
誰しも中高年になると、身体のどこかしらに痛みや
不調を感じるようになるものです。
そんな時、適切な治し方をご存知でしょうか?
転んだとかぶつけたとかの物理的なケガの原因がある場合は別として、
たいていの場合、病院に行っても
「歳のせいですね」
とドクターから言われて終わる事も多いでしょう。
そうして電気治療器とか湿布の処方を受けて、
あまり効果も感じられないまま過ごす・・・、
ということもありがちかと思います。
ですが、実際には単なる加齢による症状以外にも
猫背のような不良姿勢が原因で
そのような症状が起きている可能性があります。
病院での治療やマッサージでも症状の改善が見られない場合、
一度ご自身の姿勢(特に首)を見直してみてください。
以下で、「原因不明の慢性的な脚の痛み」について書きます。
<姿勢の歪みの根本は首の歪み>
私たちはたいていの場合、自分の姿勢を自覚しないまま生活しています。
その理由は、自分の姿勢は自分では見ることができないことと、
別に猫背でも特に生活するうえで不具合が実感できない事にあります。
ですが、最近慢性的な肩こりや腰痛が猫背のような不良姿勢が原因だと、
テレビやインターネットでよく指摘されるようになってきましたね。
その結果、自分で自分の姿勢がよくわからないなりに、
慢性的な肩こりなどの身体の不調があると、
「この不調は姿勢が原因では?」
と思う人が増えてきました。
だからといって、仮に病院に行ったとして、
実は病院のドクターは痛みや病気の治療の専門家であっても
姿勢の専門家とは言い難い為、姿勢の改善については、
あまり頼りにならないようです・・・。
具体的には、レントゲンなどの画像診断で
「あなたの背骨はこうなってますね~」と
という診断はできますが、
「その原因はこうこうで、こういうセルフケアで改善してください」
というところまでは十分ケアできないという意味です。
例えば、今回の記事でとりあげる「原因不明の慢性的な脚の痛み」についてもそうです。
明らかな怪我が原因でない場合、
検査の結果、「坐骨神経痛」とか「脊柱管狭窄症」、
「椎間板ヘルニア」などの診断が下されることが多いです。
そして腰から脚にかけて治療が行われるわけですが、
なかなか治療効果が上がらない場合もあります。
そういった場合、脚の痛みの根本原因は腰ではなく首にある可能性があります。
私たちの首は、実は正常な人でも右に5度傾いています。
それは右利きの人が日常生活を送る上での姿勢のくせのようなものです。
言ってみれば、姿勢の歪み・首のゆがみです。
よく使う側の筋肉は短縮するので、
左に比べて右側の筋肉が短縮して傾いているのです。
なので、右利きの人が仕事や日常生活で
長年右側を酷使していくほど首は右に傾いていきます。
そうして傾くのは首だけではありません。
右利きの人は、たいてい右手・右脚も利き手・利き足で有り、
中高年になると酷使された手足の筋肉が硬くなってきます。
つまり、身体の右側へと長年負担が蓄積されていき、
固くなった筋肉が痛みを感じたり、動きが悪くなったりするのです。
そんな状態では、硬くなって痛くなった脚や腰だけ治療しても本当に良くはなりません。
治療機械やマッサージでその時は良くなっても、また再発します。
それは痛みの根本原因である首の歪みがそのままだからです。
なので、首のゆがみを矯正することから始めて、
身体の左右のバランスを整えることが必要なのです。
<首のゆがみはストレッチで改善!!>
まず、無自覚に傾いている首をまっすぐにしましょう!
それには鏡や写真で自分の顔を見て、自覚する所から始めてください。
人間、いつも見慣れているものはそれが普通だと感じるので、
傾いていてもあまり自分では気がつかないものです。
ご家族・友人から指摘されても
「よく首が傾いているといわれるんですよ~」
と他人事のように感じています。
鏡でわからない場合に確実な方法は、正面からの顔写真をとり、
身体の中心線に合わせてまっすぐ定規を当てて線を引いてみる事です。
そうすると、そのまっすぐな線に対して、
自分の顔の傾きがはっきりわかるので、
首が傾いていることもハッキリ目に見えてきます。
そうして傾きを自覚できたら首をまっすぐにするのですが、
いきなりやろうとしてもうまくいきません。
先ほども書きましたが、首のゆがみ=傾きは筋肉が短縮しているからで、
短縮した筋肉は簡単には伸びてくれないからです。
そのため、まっすぐにしたとしてもすじがつっぱる感じがあるか、
そもそもまっすぐにできないかという状態になります。
その上、長年首を傾けていたので、まっすぐにすると
逆に「首が傾いているかのような違和感」があります。
これは「位置覚」という感覚がゆがんだ姿勢に順応して錯覚を起こしているのですが、
時間をかけて正しい姿勢を身体で記憶する事で改善されます。
<ストレッチで歪んだ首から矯正していく>
ストレッチの例として、写真のように側頭部に軽く掌をあてて、
左右10秒ずつ短縮した首の筋肉を伸ばすやり方があります。
(ストレッチをする時は、決して無理やり伸ばさないでください)
右側の筋肉が短縮していますが、右側だけでなく
左側も同じようにストレッチしてください。
左右の筋肉を同じように動かすことで、
首全体の柔軟性が増し、位置覚も修正しやすくなります。
そうして、短縮した首の筋肉をのばしたら、
鏡や写真で首が真っ直ぐになっていることを確認し、
毎日身体で記憶するようにしてください。
いつも首の左右のバランスが均等に取れるようになってくると、
自然と手足も左右のバランスがとれるようになってきます。
ただし、自己流でやるストレッチはうまくいかない事がありますし、
そもそも首や身体が傾いている事すら
自分では正確に把握できないかもしれません。
その場合は、お近くの姿勢専門の整体院や整骨院にご相談ください。
ガチガチに短縮した首や足腰の筋肉をほぐし、
正しい姿勢やセルフケア体操の仕方についても
良いアドバイスをしていただけると思います!
<まとめ>
加齢とともに誰でも身体の不具合は大なり小なり起きてきます。
ですが、身体の痛みは痛い所(患部)に原因があるとは限りません。
病院で診断を受け、治療を受けてもなかなか改善されない場合、
姿勢、それも首の歪みが原因の可能性もあります。
その場合は、自分でストレッチで改善するか、
お近くの姿勢専門の整体院・整骨院へご相談ください。
因みに当院も猫背矯正に特化しておりまして、
長年の慢性的な症状を猫背矯正によって
根本から改善する事を得意としております。
“矯正”ときくと、「バキッ」とやるようなイメージがあるかもしれません。
ですがご安心ください。
当院で行っている猫背矯正は、非常にソフトな手技で、
受けていて思わず「うとうと・・・」と眠くなってしまうほどです。
また、無料姿勢チェックも受け付けておりますので、
どうぞお気軽にお問い合わせください。
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埼玉県川口市の接骨院 元郷名倉堂
「猫背矯正の講師もしている猫背矯正マイスター」
院長 森永悠介